【医師監修】レチノール化粧品おすすめ20選!初心者から上級者向けまで紹介【2025年最新版】

ハリや弾力のある肌へ導くレチノール。近年、エイジングケア*に効果が期待できると注目されていますが、どんな成分なのか気になりますよね。
さらに、韓国コスメを含めたプチプラからメディカルコスメまで種類も多く、どの商品を選べばよいか迷う人も多いはず。
そこで今回は医師監修のもと、初心者でも失敗しないレチノール化粧品の選び方をご紹介します。レチノールの特徴もちろん、中級者〜上級者におすすめの商品も紹介するので、ぜひ最後までチェックしてください!
*年齢に応じたケア

健診クリニックにて女性向けの人間ドックや健康診断の診察・生活習慣指導を担当。また、放射線治療医としてがん治療にも携わっています。医師の視点から皆さまの美容と健康をサポートいたします。

プチプラからデパコスまで、数多くのコスメを試してきた美容好き。コスメコンシェルジュ・化粧品検定1級・コスメ薬機法管理者の資格を活かし、美容ライターとして活動しています。
レチノールとは?どんな成分?

レチノールは、美肌に欠かせないビタミンAの一種です。ビタミンAは油に溶けやすく、肌や粘膜を健康に保つ働きがあります。一方、同じビタミンAの仲間であるトレチノインは作用が強いため、市販の化粧品や医薬部外品には配合されていません。
レチノールはトレチノインに比べて刺激が少なく、化粧品や医薬部外品によく使用されています。特に、肌にハリやツヤを与える働きがあり、エイジングケア成分としても人気を集めています。
さらに、ビタミンAは皮脂のバランスをサポートするため、毛穴やニキビが気になる人にもおすすめです。肌をなめらかに整えて明るい印象に導いてくれるでしょう。*

レチノール(純粋レチノール)は、厚生労働省によりシワ改善の有効成分として認められている成分です。
肌の弾力を保つために欠かせないコラーゲンやエラスチンの生成をサポートし、ハリのある健やかな肌へ導きます。
継続的に使用すると年齢とともに気になるシワを目立たなくする作用が期待されています。
*整肌成分によるもの
医薬部外品とは?
医薬部外品とは、厚生労働省が許可した有効成分が一定の濃度で配合された製品のこと。医薬品は治療目的に使用されるのに対し、医薬部外品は予防や衛生目的に販売されています。化粧品より一定の効果が認められており、安全性も配慮されています。
まずはレチノールの種類をチェック!

レチノールは、大きく分けて肌へのアプローチの強さが異なる3種類に分類されています。なかでもパルミチン酸レチノールと酢酸レチノールは、マイルドな使い心地で刺激も控えめ。どちらもレチノール誘導体に分類され、ほかの成分と結びつくことで安定性を高めています。
レチノール(ビタミンA)はピュアレチノールとも呼ばれ、ほかの成分と結合しない純粋なレチノールです。より積極的なケアが可能ですが刺激を感じることもあり、濃度を明記した製品が多く販売されています。一方、ビタミンA油はビタミンAが溶けた天然由来のオイルで、肌になじみやすい成分の一つです。
トレチノインは、レチノール(ビタミンA)よりも強力な成分とされており、基本は医薬品として取り扱われています。赤み・皮剥け・乾燥などのA反応も出やすく、医師の管理のもとで使用することが一般的です。*
*参考文献:「知れば知るほどキレイになれる!美容成分キャラ図鑑」(小西さやか/西東社/2019年)

レチノールは、高温や極端なpH環境に置くと成分が劣化しやすい特徴があります。通常は直射日光や高温多湿を避ければ問題ありませんが、製品によっては冷蔵庫での保管を推奨しているので取り扱いには注意しましょう。
A反応(レチノイド反応)とは?

レチノールは、肌の生まれ変わりをサポートする過程で、「ビタミンA反応」と呼ばれる赤みや皮むけが生じることがあります。これは一時的なもので、使用を続けるうちに肌になじんでいきます。不安な場合は、低濃度の製品や刺激がマイルドなものを選ぶとよいでしょう。
レチノールの使い方は?
レチノール化粧品は、基本的に夜の使用が推奨されています。レチノールは光に弱く、紫外線を浴びると不安定になりやすい成分です。さらに、肌の生まれ変わりが活発になると角質が薄くなり、紫外線に対してデリケートになります。

レチノールは、2〜3ヶ月ほどで肌のハリや毛穴の目立ちにくさを実感しやすいといわれています。しかし、濃度が低い場合は数ヶ月かかることも。根気よく続けることが大切です。保湿や紫外線対策を併用すると健やかな肌を保ちやすくなりますよ。
初心者は刺激の少ないレチノールがおすすめ!

レーチノール初心者は、刺激がマイルドなものを選びましょう。赤みや刺激といったA反応は決して悪いものではないですが、はじめは不安になる人も多いはず。レチノールは、コツコツ使い続けると変化を感じやすいため、自分の肌にあうものから試してくださいね。
イニスフリー レチノール シカリペアセラム

韓国コスメとして人気の高いイニスフリーの「レチノールシカリペアセラム」は、みずみずしいテクスチャで刺激も少なく、デリケートな肌の人にも使いやすいアイテムです。さっぱりとした使い心地でありながら保湿力も高く、ツルッとしたタマゴ肌を目指せます。
| キー成分 | レチノール(整肌成分) | 
| 特徴 | ・シカ成分やヒアルロン酸、セラミドなどの保湿成分を配合 ・低刺激刺激テスト済み1 | 
 ポチップ
 ポチップイニスフリー レチノール PDRN アドバンスドセラム

エイジングケア*に着目するなら、イニスフリーの「レチノール PDRN アドバンスドセラム 」がおすすめです。レチノールに加えてPDRNなど美容成分も多く配合されており、ハリや弾力のある肌に導いてくれます。
*年齢によるお手入れ
 ポチップ
 ポチップVT シカレチA エッセンス

メンズは、VTの「シカレチA エッセンス」を選ぶとよいでしょう。皮脂のバランスをサポートするため、毛穴やニキビが気になる人にも取り入れやすい製品です。VTは美容好きにも支持されている韓国コスメの1つ。ぜひ、この機会に試してくださいね。
| キー成分 | ・レチノール(整肌成分) ・LHA成分(カプリロイルサリチル酸) | 
| 特徴 | ・レチノールとLHA成分を組み合わせることで肌への負担を軽減。 ・水分たっぷりの軽いテクスチャー | 
 ポチップ
 ポチップドクターケイ ABC-Gリペアセラム

ドクターケイの「ABC-Gリペアセラム」は、敏感肌の人から高く評価されているレチノール製品。ピリピリ感が少なく、肌にスッとなじみます。保湿成分であるヒト型セラミドが豊富に含まれており、乾燥が気になる人にもおすすめです。
 ポチップ
 ポチップ
KITEN レチノールクリーム

ピュアレチノール0.1%をリポーム化し、角質層まで届きやすくしたクリーム。高濃度でありながら保湿成分であるツボクサエキスやセラミドを配合し、肌への負担を最小限に抑えました。ベタつきも少なく、メイク前の使用にもおすすめです。
 ポチップ
 ポチップ純粋レチノール クリーム RETINOBLE

5種のレチノール8とシカを配合した次世代型の純粋レチノールクリーム。さらに肌にハリを与える7種のペプチドが含まれており、ツヤのある若々しい肌に導きます。攻めと守りのバランスがとれたアイテムです。
| キー成分 | ・純粋レチノール ・ツボクサエキス ・セラミド | 
| 特徴 | ・レチノールを新鮮な状態に保つ特殊チューブを採用 ・国内のISO認定工場で製造9 | 
 ポチップ
 ポチップキールズ DS RTN リニューイングセラム

毛穴ケアに加え、ハリのある肌を目指すなキールズの「DS RTN リニューイング セラム」もおすすめです。価格はやや高めですが、内容量は50mlとたっぷり使えます。なかでも乾燥小ジワや肌のハリに悩んでいる方に効果が期待できるでしょう。
| キー成分 | ・ピュアレチノール ・セラミドNP ・ナイアシンアミド | 
| 特徴 | ・気になる毛穴にゆるやかにアプローチ ・ナノカプセル化したセラミドがうるおいを与える | 
ゼオスキンヘルス デイリーPD

刺激が少ないなかでも、しっかりケアしたいならゼオスキンヘルスの「デイリーPD」を選びましょう。ゼオスキンは医療機関専用の取り扱いなので、主に美容クリニックや皮膚科で販売されています。
クリニックによってはECサイトで購入できるため、気になる人はチェックしてください♪
BS-COSME エッセンスTW


私の初レチノールは、BS-COSMEのエッセンスTWです!乳液タイプで刺激も少なく、価格も1,000円ちょっとで購入できます。
最近は、Dr.Gのレチノールアンプルもお気に入り。どちらもなめらかな使い心地で、ハリのある肌に導いてくれます♪

上級者以上は濃度0.1%以上を選ぼう!

低濃度のレチノールでは物足りない人は、0.1%以上の製品を選びましょう。一般的に、市販のレチノール製品は0.05〜2%の濃度で販売されています。厳密な基準はありませんが、0.1%以上であれば高濃度といえるでしょう。
KisoCare 純粋レチノールオイル 2%

KisoCareのレチノールオイルは、純粋レチノールが2%と上級者向けのアイテムです。保湿効果の高いスクワランオイル配合で、乾燥を防ぎながら年齢肌にアプローチします。はじめは間隔をあけて少量から試してくださいね。
| キー成分 | ・純正レチノール ・スクワランオイル ・エッセンシャルオイル10 | 
| 特徴 | ・超上級者向け純粋レチノール2%を配合したオイル ・皮脂膜の生成に欠かせない保湿成分スクワラン配合 | 
トゥヴェール レチノショット 0.1

トゥヴェールの「レチノショット」は攻めのレチノールとして評価の高いアイテム。純粋レチノールなど5種の異なるレチノールが配合されており、本格的なエイジングケア*を目指す人におすすめです。
| キー成分 | ・純正レチノール ・ペプチド ・マトリキシル | 
| 特徴 | ・5種のレチノールを配合11 ・肌にハリを与える話題の成分マトリキシルとペプチド配合 | 
*年齢に応じたケア
 ポチップ
 ポチップCOSRX レチノールクリーム0.1

初心者でも高濃度のレチノールに挑戦するなら、COSRXのレチノールクリームがおすすめです。純粋レチノール0.1%配合でありながら、セラミドやヒアルロン酸といった保湿力の高い成分も配合されています。
| キー成分 | ・純正レチノール ・アラントイン ・ビタミンE | 
| 特徴 | ・酸化防止の特殊容器を使用 ・レチノール初心者にもおすすめの高濃度アイテム | 
 ポチップ
 ポチップSKN REMED レチノダーマクリーム0.2

さらに、SKN REMEDの「レチノダーマクリーム0.2」は、1〜3日に1回の使用が推奨される中級者向けの製品。皮膚科医監修の実力派のクリームで浸透力*に優れています。5つのフリー処方で敏感肌の人にも取り入れやすいアイテムです。
 ポチップ
 ポチップKisoCare レチノール 0.4%

純粋レチノール0.4%をナノカプセルに閉じ込めたKisoCareのレチノールクリーム。高濃度のレチノールを角質層まで浸透しやすくしたアイテムです。使いはじめはピリピリとした刺激を感じやすいため、様子を見ながら少量ずつ使うとよいでしょう。
 ポチップ
 ポチップ*角質層まで浸透
DR.WU レチノール美容液1.5

DR.WUのレチノール美容液(トリレチノイド1.5%)は、 整肌成分としてレチノール・レチナール・パルミチン酸レチノールを配合。攻めと守りのケアが同時に可能で、最初の1週間は3日に1度の使用を推奨しています。
| キー成分 | ・純正レチノール(整肌成分) ・ヒアルロン酸(保湿成分) | 
| 特徴 | ・紫外線や乾燥によるくすみケアに特化したアイテム ・1週間目は3日に一度の使用を推奨 | 
 ポチップ
 ポチップメディカルコスメのおすすめは?


メディカルコスメを選ぶなら、取り扱いの多い「ゼオスキン」か「エンビロン」がおすすめです。エンビロンの「C-クエンスセラム」は、肌の状態に合わせて4段階にステップアップできます。
ゼオスキンの「ARナイトリペア」は、レチノール1%配合の上級者向けアイテム。なお、妊娠中や授乳中の人は使用できません。

レチノールは0.05%から配合されることが多く、0.1%以上で高濃度とされています。
しっかりケアするなら、皮膚科学に基づいた成分や医療の知見が取り入れられたメディカルコスメがおすすめです。
はじめての方は低濃度から試し、肌の様子を見ながら調整するとよいでしょう。
高濃度レチノールの注意点
高濃度のレチノールはA反応(レチノイド反応)が出やすいため、最初は使用間隔を空けるよう推奨されています。肌が徐々に慣れてきたら、使用回数を少しずつ増やすとよいでしょう。具体的な使用方法については、各メーカーの指示に従ってください。
ほかの成分と組み合わせるのもあり!

レチノールは、併用することで相乗効果が期待できる成分があります。なかでも代表的なものは、ナイアシンアミド・ビタミンC誘導体・バクチオールです。それぞれ使うのもよいですが、配合された製品を選ぶとより変化を感じやすいでしょう。
Anua レチノール0.3ナイアシンセラム

Anuaの「レチノール0.3ナイアシンセラム」は、ナイアシンアミド5%を配合した美容液。ナイアシンアミドは保湿をサポートし、透明感のある肌へ導く成分として注目されています。さらに、ナイアシンアミドがレチノールの刺激を和らげるようサポートするため、刺激を感じやすい肌の人も取り入れやすいですよ。
 ポチップ
 ポチップ
ドクターケイ 薬用Cリンクルホワイトミルク

ドクターケイの「薬用Cリンクルホワイトミルク」は、ビタミンC誘導体とレチノールを配合したスキンケア製品です。ビタミンC誘導体は角層までなじみやすい特徴があり、保湿をサポートしながら明るい印象の肌へ導きます。
しかし、ビタミンCは濃度が高いと刺激になりやすく、使用する製品によっては注意が必要です。ビタミンCやビタミン誘導体の商品をそれぞれ取り入れるなら、朝はビタミンC(誘導体)夜はレチノールといった使い方が推奨されています。
 ポチップ
 ポチップByWishtrend バクチオールナイトクリーム

ByWishtrendのナイトクリームには、バクチオールが含まれています。バクチオールは、肌にハリや弾力を与える成分として、「次世代のレチノール」とも呼ばれています。さらに、レチノールに比べて刺激が少なく、A反応(レチノイド反応)を軽減する作用もあるため、敏感肌の人にもおすすめの成分です。
 ポチップ
 ポチップレチノールと相性の悪い成分は?
レチノールには、併用に注意が必要な成分もあります。とくにピーリング成分であるサリチル酸・AHA・BHAに加え、ハイドロキノンは刺激が強いため、敏感肌や肌トラブルが起こりやすい人は避けるようにしましょう。

話題のアゼライン酸との併用は濃度に気をつけましょう。レチノールは一時的に肌が敏感になりやすいため、アゼライン酸を使用すると刺激が強すぎることも。
肌の状態にあわせて使い分けるのがおすすめです。

注釈一覧
- 全ての方に刺激が起こらないわけではありません ↩︎
- 全て整肌成分 ↩︎
- 乳酸桿菌培養溶解質(保湿成分) ↩︎
- 全て保湿成分 ↩︎
- プロドラッグとは体内に入ってから代謝されることで効果を表す薬のことで、そのシステムから着想を得たドクターケイ独自の処方のこと。 ↩︎
- パルミチン酸レチノール・リノール酸レチノール・水添レチノール・酢酸レチノール・ナノカプセル化純粋レチノール・グラナクティブレチノイド ↩︎
- ツボクサエキス ↩︎
- ピュアレチノール・パルミチン酸レチノール・リノール酸レチノール・水添レチノール・レチノイン酸トコフェリル ↩︎
- 認定機関:ビューローベリタスジャパン株式会社/認定日:2022年12月12日/150認証番号:4627264 ↩︎
- オレンジ油・オレンジ果皮油・オニサルビア油・イランイラン花油・ラベンダー油・ニオイテンジクアオイ油・イタリアイトスギ葉油 ↩︎
- レチノール、レチノイン酸ヒドロキシピナコロン、レチノイン酸トコフェリル、パルミチン酸レチノール、水添レチノール ↩︎
- セチルヒアルロン酸Na、ヒアルロン酸Na、ヒアルロン酸クロスポリマー-2-Na、加水分解ヒアルロン酸Na
 (すべて保湿成分) ↩︎
- セラミドNG、セラミドAP、セラミドAG、セラミドNP、セラミドEOP(すべて保湿成分) ↩︎
- ヒトオリゴペプチド-1 ↩︎
- セラミドNG、AP、AG、NP、EOP ↩︎

 
  
  
  
  
  
  
  
  
  
  
  
  
  
  
  
  
  
 







