サステナブルコスメとは？〜SDGsを考えよう〜【2025年最新】

「サステナブルコスメって何？」「SDGsと関係があるの？」と、疑問をもつ方も多いのではないでしょうか。“サステナブル”という言葉はよく耳にしますが、実際どんな意味なのか気になりますよね。

サステナブルコスメとは、環境や人にやさしい化粧品のこと。そしてこの考え方は、SDGsとも深くつながっています。

今回は、そんな2つの取り組みを中心に、おすすめのサステナブルコスメもご紹介します。ぜひ、最後までチェックしてくださいね。

Nene

プチプラからデパコスまで、数多くのコスメを試してきた美容好き。コスメコンシェルジュ・化粧品検定1級・コスメ薬機法管理者の資格を活かし、美容ライターとして活動しています。

「SDGs」と「サステナブル」の違いとは？

SDGs（エス・ディー・ジーズ）は、Sustainable Development Goals（サステナブル・デベロップメント・ゴールズ）の頭文字をとったもので、日本語では 「持続可能な開発目標」 を意味します。

このSDGsの取り組みは国連が2015年に採択したもので、2030年を目標年として 17のゴール（目標） と 169のターゲット（達成基準） が設定されています。

サステナブルは、SDGsの取り組みを日常生活に反映した行動やライフスタイルを指します。英語の “sustain（支える・続ける）” と “able（〜できる）” が組み合わさった言葉で「持続可能な社会」をつくる考え方や行動です。

日本では、環境省を中心としたデコ活（Decarbonization Challenge）が推進されており、脱炭素（CO₂削減）に焦点を当てた取り組みが行われています。

Nene

オフィシャルサイトでは、省エネの工夫やエコグッズの活用など、日常生活で実践できるアクションが紹介されています。

サステナブルコスメとは？

サステナブルコスメとは、環境や人、社会に配慮してつくられた化粧品のこと。明確な定義はありませんが、環境にやさしい成分を配合したり、リサイクル可能なパッケージを採用したりしている製品を指します。

2019年からは、SDGsの視点を評価基準に取り入れた「人にも地球にもやさしいコスメ」を表彰する『サステナブルコスメアワード』が開催されています。

この表彰では、環境への配慮や社会的貢献、製品の安全性など、持続可能な取り組みを行うブランドや製品が選ばれています。2030年までは年1回の授賞式が開催される予定となっているため、ぜひチェックしてみましょう。

サステナブルコスメおすすめ5選

華密恋-KAMITSUREN-

華密恋（KAMITSUREN）は、自然や環境に配慮した製法で、植物と天然由来成分のみを使用しているブランドです。

40年以上にわたって愛され続けるベストセラー「華密恋 薬用入浴剤」は、サステナブルコスメアワードの殿堂入りを果たしています。カミツレエキス100％のやさしい使用感と心地よい香りが人気を集めています。

LUSH（ラッシュ）

LUSH（ラッシュ）は、動物実験に反対や過剰な梱包を使わないネイキッド製品の導入、容器のリサイクルなど、環境や動物に配慮した製品づくりを行っています。サステナブルという言葉がある以前から、こうした活動を行っている実績のあるブランドです。

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ラッシュ（LUSH）は、約90％がヴィーガン対応製品であり、卵を使用しない製品づくりにも力を入れています。こうした動物や環境に配慮した姿勢が、多くの方から支持されています。

THE BODY SHOP

ザ ボディショップは、店内から製品パッケージに至るまで、サステナブルな取り組みを導入しているブランドです。代表アイテムである「ボディバター」は、100％リサイクル可能なパッケージを採用。

さらに、2023年にリニューアルオープンした新宿店では、引退した新幹線の車両のアルミや古材を再利用しています。

THREE（スリー）

THREE（スリー）は、地方自治体や地域の企業、生産者と協力しながら、国産のハーブや樹木を育て、精油製造を行っています。その土地ならではの環境にあった植物を使うことで、高品質な原料の開発と地域産業の活性化、耕作放棄地の再生にも取り組んでいます。

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ショッピングバックの有償化にくわえ、繰り返し使えるリユーザブルバッグも購入できます。THREEらしいシンプルなデザインがおしゃれですよね。

SHIRO

SHIROは、剪定後に廃棄されてしまう枝葉や、見た目が理由で規格外とされる素材を積極的に採用しています。さらに、2024年5月からはギフトラッピングを「ギフトペーパーバッグ」に変更。

バッグの内側に取り付けられたゴムバンドが製品を保護する仕組みになっており、従来の方法と比べてCO₂排出量を約50％削減できるようになりました。¹

まとめ

今回は、サステナブルコスメを中心に、SDGsの取り組みやデコ活について解説しました。「SDGs」と聞くと少しむずかしく感じる方もいるかもしれません。

しかし、サステナブルコスメを選んだり、エコバッグを活用してお買い物したりすることも、立派なSDGsのアクションのひとつです。

小さな選択が、地球の未来を守る大きな一歩につながります。本記事がSDGsを身近に感じるきっかけになればうれしいです。

参考文献・注釈一覧

• 公益財団法人 日本ユニセフ協会：「SDGs CLUB」
• 環境省：「デコ活 くらしの中のエコろがけ」
• ASUENE MEDIA：「サステナブルとSDGsの違いとは?両者の関係も解説」
• サステナブルコスメアワード
• LUSH公式サイト
• 華密恋-KAMITSUREN-公式サイト
• THE BODY SHOPオフシャルサイト
• THREE公式サイト
• SHIROオフィシャルサイト

1. CO₂ 排出量算出の根拠について詳しくはこちら。 ↩︎

Nene

美容ライター｜Mignon管理人

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美容好きが高じて、コスメコンシェルジュや化粧品検定1級などの美容資格を多数取得。webライターとしても活動しています。スキンケアやコスメ選びはお任せください♪