ビタミンC美容液おすすめ10選!敏感肌から上級者向けのアイテムを紹介【2025年最新】

乾燥による毛穴の目立ちやくすみにアプローチするビタミンC美容液。紫外線によるダメージや、年齢によるハリ不足が気になる方におすすめの成分です。
一方で「敏感肌でも使えるタイプはあるの?」「種類が多すぎて、どれを選べばいいのかわからない…」と迷ってしまう方も少なくありません。
そこで今回は、医師監修のもと「おすすめのビタミンC美容液」を厳選しました!敏感肌やビタミンC初心者でも使いやすいアイテムから、攻めのケアを目指す上級者向けの美容液まで幅広くご紹介します。

健診クリニックにて女性向けの人間ドックや健康診断の診察・生活習慣指導を担当。また、放射線治療医としてがん治療にも携わっています。医師の視点から皆さまの美容と健康をサポートいたします。

プチプラからデパコスまで、数多くのコスメを試してきた美容好き。コスメコンシェルジュ・化粧品検定1級・コスメ薬機法管理者の資格を活かし、美容ライターとして活動しています。
ビタミンCとは?

ビタミンCは「アスコルビン酸」と呼ばれる水溶性ビタミンの一種です。コラーゲンの生成に欠かせない成分で、主に肌のハリや弾力を支える栄養素として知られています。
人間の体内では合成できないため、食事やサプリから摂取することが大切です。ビタミンCが不足すると、皮膚の乾燥や脱力感などが起こり、深刻な状態では壊血病につながるリスクもあります。
化粧品に配合されているビタミンCは、加工されていない純粋な「ピュアビタミン(アスコルビン酸)」と、肌への届きやすさや安定性を考えて開発された「ビタミンC誘導体」に分かれています。
まずはそれぞれの特徴をみていきましょう。
ビタミンCとビタミンC誘導体

ビタミンCは美肌づくりに欠かせない成分ですが、そのままの形では不安定で肌に届きにくいという弱点があります。そこで、安定性や浸透性を高めたり、プラスの働きを持たせたりするために、ほかの分子を結合させたものが「ビタミンC誘導体」です。
たとえば、ビタミンCに「リン酸マグネシウム」を結合させると、「リン酸-L-アスコルビンマグネシウム」という誘導体になります。* ほかにも、「グルコース」を結合させることで「アスコルビン酸2-グルコシド」と呼ばれる誘導体がつくられます。

ビタミンCはシミやそばかすを防ぐ美白有効成分として知られていますが、水や酸素に弱く酸化しやすいというデメリットがあります。そのため多くの化粧品では、安定性と浸透性を高めたビタミンC誘導体が採用されています。

ビタミンC誘導体は「水溶性」「脂溶性」「両親媒性」の3種類に分かれます。水溶性は角質層に浸透しやすく、脂溶性は高濃度でも使いやすいのが特徴です。両親媒性は両方の特性をもち、幅広く活用されています。
*画像参照
*参考:『美肌成分事典』(かずのすけ・白野 実/主婦の友インフォス/2019)
ビタミンCの期待できる美容効果

メラニンの生成を抑えて、シミ・そばかすを防ぐ
ビタミンCは、紫外線によって過剰に生成されるメラニンを抑え、シミやそばかすを防ぐ「美肌有効成分」のひとつです。メラノサイトに働きかけ、色素沈着の発生を防ぐ作用があります。

ビタミンC誘導体は体内でビタミンCとして働き、メラニンを作る酵素チロシナーゼの働きを抑えます。その結果、シミやそばかすの発生を防ぎ、メラノサイトの活性を抑えることで透明感のある肌をサポートします。
できてしまったシミを薄くする
メラニンの生成を抑えてシミやそばかすを防ぐだけでなく、還元作用によって濃くなったシミを薄くする効果も期待できます。とくに、ビタミンCが高濃に配合されているものや医薬部外品の使用がおすすめです。
ハリや弾力のある肌に導く
ビタミンCは、肌の弾力やハリに欠かせないコラーゲンの生成をサポートします。年齢によるハリ不足の肌にも効果が期待できる成分です。
抗酸化作用がある
私たちの体は酸素を使うときに「活性酸素」という物質を生み出します。活性酸素が増えすぎると、肌を老けさせたり、錆びつかせたりする原因に。ビタミンCはそんな活性酸素を抑える力を持っているため、くすみや毛穴の黒ずみケアにも役立ちます。
皮脂の分泌を抑える
ビタミンCには皮脂分泌を整える作用があり、ニキビや毛穴のケアにも効果が期待できます。しかし、油分の多いオイル系美容液は逆効果になる場合があるので注意しましょう。ベタつきの少なく、肌になじみやすいものがおすすめです。
敏感肌*におすすめ!ビタミンC美容液5選

敏感肌やはじめてビタミンC美容液を使用する方は、濃度の低いものがおすすめです。または、肌になじみやすい処方になっている製品を選びましょう。
Torriden セルメイジング ビタC ブライトニングアンプル

サイズの異なる5種類のビタミンC1を配合したトリデン「ビタC ブライトニングアンプル」鎮静効果が期待できるパンテノールやアラントインも含まれており、刺激を抑えながら透明感のある肌に導きます。2

乳液のようにしっとりとしたテクチャの美容液です。オイルのようなベタつきもなく、肌になじみやすいですよ♪


ANUA ビタミン10 ポアストリックスセラム

アヌアの新商品「ビタミン10 ポアストリックスセラム」は、ピュアビタミン5%とビタミン誘導体3種3 計5%を配合した高濃度の美容液。肌のキメを整えて、毛穴の目立たない肌に導きます。皮膚刺激テスト済みで、ビタミンC特有の刺激を最小限に抑えました。4

ナンバーズイン 5番 白玉グルタチオンC美容液

強力な抗酸化作用をもつグルタチオンにビタミンCをプラスした、ナンバーズイン5番「白玉グルタチオンC美容液」。美白有効成分であるトラネキサム酸を加え、透明感のある明るい印象の肌に導きます。5 気になる部分には重ねて塗るのもおすすめです。

メラノCC 薬用シミ集中対策プレミアム美容液

シミへのアプローチに特化した「メラノCC 薬用シミ集中対策プレミアム美容液 」は、ピュアビタミンCと3種のビタミンC誘導体を配合。ロート製薬独自の研究により、壊れやすく浸透しにくいピュアビタミンCをそのまま肌に届けられる処方を実現しました。

一滴ずつでるチューブタイプの容器は、ピュアビタミンの酸化を防ぐために空気に触れない構造を採用したそうです。6濃厚でありながら、サラッとしたテクスチャーも人気です。
fru:C フルーシー ビタミンC美容液

新鮮なビタミンCをナノカプセル化し、角質層まで届けやすくした「フルーシー ビタミンC美容液」。洗顔後はこれ1本でケアできるオールインワンタイプで、毛穴の詰まり・開き・黒ずみなど、幅広い肌悩みにアプローチします。天然アロマの香りも癒されると好評です。

上級者におすすめ!ビタミンC美容液5選

より攻めたケアをしたい方は、高濃度のビタミンCが配合された美容液がおすすめです。5,000〜10,000円ほどの価格帯なら、品質の高いアイテムを選びやすいでしょう。
Obagi(オバジ) C25 セラムネオ

大人気のビタミンC美容液オバジシリーズは、C5・C10・C20・C25と濃度が高くなります。オバジC25セラムネオは、限界まで配合した水溶性ピュアビタミンC7と油溶性のビタミンE8を同時に配合。分子量を小さくした新技術で、ハリとうるおいのある肌に導きます。

毛穴・キメ・ハリ・くすみ・乾燥小ジワの5大肌悩みにアプローチするオバジC25セラムネオ美容液。年齢肌に悩む方やより変化を実感したい方におすすめのアイテムです!
FEMMUE(ファミュ) ルミエール ヴァイタルC

ファミュの「ルミエール ヴァイタルC 」は、化粧水後に使用する導入美容液です。ビタミンC誘導体9に加え、オールラウンダー成分としても有名なナイアシンアミドをたっぷり配合しています。乾燥による毛穴の目立ちやくすみが気になる方におすすめです。

N organic Basic コンディショニングVCエッセンス

N organic Basicの「コンディショニングVCエッセンス」は、みずみずしい使用感で肌なじみのよいビタミンC美容液。ベタつきが少なく、脂性肌や混合肌の方にもなじみやすいテクスチャです。2種のビタミンC配合10で、水分の整ったツヤ肌に導きます。

アンレーベル ラボ V エッセンスプレミアム

アンレーベルラボ史上最高濃度11のビタミンC誘導体12を配合した「V エッセンスプレミアム」。とろみのある濃厚なテクスチャで、乾燥による小ジワやくすみにアプローチします。洗顔後すぐに取り入れることで、ハリのある若々しい肌を目指せます。

KEANA BEAUTE(ケアナボーテ) VC15特濃美容液

ピュアビタミンC(アスコルビン酸)を15%配合したケアナボーテ「VC15特濃美容液」は、毛穴の開きやザラつきを整えて、なめらかな状態の肌に導きます。高濃度でありながら手に取りやすい価格もポイント。敏感肌の方はピリピリしやすいので少量から試すと◎


注釈一覧
- ※1 パルミチン酸アスコルビル、アスコルビルリン酸Na、アスコルビルグルコシド、3-O-エチルアスコルビン酸、アスコルビン酸(全て整肌成分) ↩︎
- ※2うるおい不足で乱れた肌を整えること
↩︎ - ※3アスコルビン酸、3-O-エチルアスコルビン酸、アスコルビルリン酸Na、アスコルビルグルコシド(全て整肌成分) ↩︎
- ※4全ての方に皮膚刺激が起こらないということではありません ↩︎
- ※5保湿効果によるもの ↩︎
- ※6参考:ロート製薬公式サイト ↩︎
- ※7アスコルビン酸 ↩︎
- ※8トコフェノール(保湿成分) ↩︎
- ※9 アスコルビルグルコシド ↩︎
- ※10 3-グリセリルアスコルビン酸・ビスグリセリルアスコルビン酸 ↩︎
- ※11 V エッセンスシリーズ内で、ビタミンC誘導体を最も多く配合 ↩︎
- ※12ヘキシル3-グリセリルアスコルビン酸、 3-グリセリルアスコルビン酸、パルミチン酸アスコルビルリン酸3Na、パルミチン酸アスコルビル、超高圧処理したテトラヘキシルデカン酸アスコルビル(全て保湿成分) ↩︎